ベルトレスのズボン

日本では、ビジネスマナーとして、ちゃんとベルトで固定したパンツを穿くのが常識と思われています。

では、ベルトレスのズボンを穿くのは、非常識なのでしょうか。

ベルトレスとは、ベルトをしなくても良いパンツで、左右に2本ずつプリーツがついているのが原則で股上が深くサスペンダーで吊って穿きます。

ところが、カジュアルなズボンが好まれる昨今、クラッシックなタイプを好む方もいらっしゃいます。

ベルト通しもないデザインなので、ベルトの代わりにウエスト調整する事のできるアジャスターがついたものや、突き出し釦止めとされる持ち出しが付いたもので、腰にフィットさせます。

サスペンダーで吊る分、股下を1.5cm~2cm長くなり、脚長効果を出す事になりますので、安定感があり、下半身のプロポーションを美しく引き締めてくれるのです。

タキシード、モーニング・コート、イブニングコートのズボンはすべて、このタイプなので、クラシックで正統派の男のスタイルだといえます。

元々は、スリーピースで着用するものですが、日本の気候に合わず、日本ではツーピースでの着用が主流です。

ちなみにダンスをする場合は、ベルトレスが基本で、ずり落ちないようなフィットしたものを着用します。

この事からも、ベルトレスは、洗練された紳士のスタイルなのではないでしょうか。

ビジネスマナーに反するという事なら、周囲への多少の違和感です。

そういう面からでは、やはりズボンにはベルトの方が好ましいという事になります。